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Posted by 滋賀咲くブログ at

2013年04月29日    歴史・産業・科学を伝える博物館


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愛知県には、大小約100もの博物館がある。歴史、産業、自然科学に関する施設が中心となっている。
名古屋市や豊田市など中京工業地帯の中核地区があり、自動車産業、航空宇宙産業などが盛んであるため、企業によって運営されている企業博物館の数が多い。その中でもトヨタ自動車の運営のトヨタ博物館が最大の規模を誇る。ガソリン自動車誕生から自動車技術・文化の歩みの歴史がテーマとなっている。自動車の文化・技術の変容がその場で実感できるように世界の自動車メーカーが造った代表的な車約140台が展示されている。また、1993年の4月に開館10周年を記念してオープンした新館では、日本のモータリゼーションの歴史を人の暮らしと生活文化に関連させ、暮らしと自動車の関わり合いについて展示している。その他、自動車関連図書1万5000点が並ぶ図書館などの施設もあり、自動車好きのみならず老若男女問わず楽しめるようになっている。また、2005年に愛・地球博が開催された際にできたリニモが開通されたことによりアクセスのしやすさが大幅に改善され、より身近な場所になっていった。
トヨタ博物館


 愛知県の博物館の中でも一番の規模と知名度があるのは、名古屋市科学館である。名古屋市科学館では、近代科学の解説とプラネタリウムで星や宇宙の投影を行っている。テーマは「みて、ふれて、たしかめて」。プラネタリウムをメインとした「天文館」、物理・原理・技術を紹介する「理工館」、生命・生活・環境を紹介する「生命館」の3つに分かれており、実際に見たり触れたり体験しながら学ぶことができる。実験の実演ショーも1日に数回行われている。また、高さ8mの竜巻を人工で発生させたり、マイナス30度の極寒の地の環境を体験できたり、120万ボルトの放電が可能なテスラコイルから4mもの電気花火を放ったりなど、科学を身を以て体感できる仕様になっている。また、展示物の中でも世界最大としてギネス世界記録に認定されたプラネタリウムが一番の目玉である。毎月テーマを替え、星の神話、宇宙の膨張、天文現象といった内容を最新の映像機器などで表現している。2011年3月のリニューアルオープン以来いまだに土日祝日は午前中で観覧券が売り切れることもあり、連日賑わいを見せている。
名古屋市科学館


 また他にも変わった体感型の博物館があり、世界各国の伝統文化や生活様式を紹介している広さ約120万㎡のテーマパーク型の野外博物館『リトルワールド』は、全国でも珍しい施設となっている。一周2.5㎞の周遊路に沿って、世界の復元された31もの民家が並んでおり、世界のグルメや買い物、民族衣装の試着が体験できる。世界の情緒を肌で感じることができ、日本に居ながら世界旅行に行った気分になれる唯一の場所である。1日では周りきれないほどなので、何度訪れても飽きることなく楽しめる。
リトルワールド


 このように、愛知県には子供のころの探究心を思い出させるような体感型の博物館がたくさんあるので、愛知県に寄った際にはぜひ紹介した博物館に一度訪れてみてはどうだろうか。




Posted by トモハル at 13:07 Comments( 0 )